最高の性格とは?「”現実的”楽観主義であれ。」という話し。
「目標があるけど自信がない」そんな方は、ぜひ目を通してください。本日は「現実的楽観主義者であれ」という内容を解説します。人生で大きな目標や、到底叶いそうもない夢を実現してきた人たちの多くは現実的楽観主義者だということが研究で明らかになっています。しかし、ただポジティブなだけの楽観主義ではダメなんです。
「どゆこと?」
「ただの楽観主義となにが違うの?」
では、詳しく解説していきます。
このことは認知心理学と神経科学で有名な米・オックスフォード大学教授エレーヌ・フォックス氏の著書『脳科学は人格を変えられるか?』の中で詳しく解説されています。
著書の中では過去の研究で明らかになっている楽観主義である場合のメリットがいくつか紹介されています。
・幸福と満足を感じやすい
・粘り強くなる
・アイディアが湧きやすい
・周囲を幸せな気持ちにする
・健康でいられる
・ネガティブな人よりおよそ10年長生きできる
つまり仕事、プライベート、そしてなんと健康と、人生のどの部分にもプラスの効果があることが確認されています。しかしながら、1つ必ず押さえておかなくてはならない※重要なポイントがあります。ポジティブであると同時に「現実的」でなければならないということです。
”現実的”楽観主義とは?
ポジティブな気分はその瞬間、人を明るい気持ちにさせてくれます。しかしながら「こうなってほしいなあ」「この経験は必ず未来に活きる」「ポジティブに考えれば事態はうまくいく」このように考えているだけで、果たして本当に現実は良い方向に進むでしょうか?残念ながらそんなことはなさそうですよね。笑
真の楽観主義者とは、ただ単にポジティブに思考するだけではなく、「どんな困難も努力すればなんとかできる」「自分で事態をコントロールできる」と考え、より良い人生を自らの力で実現するための「行動」が伴う”現実的”なものであるということです。
まとめるとこうです。
⑴「どんなに大きな困難でも解決できる。どんなに理想的な未来も実現できる」と認識しポジティブにイメージする。
⑵しかし、今はそれが実現していないという現実を受け入れる。
⑶ではどうすれば実現できるかを思考し、具体的な行動を起こす。
⑷うまくいかず再び困難が訪れても⑴~⑶を繰り返す。
つまり現実的楽観主義とは、自らの行動で自分の人生をコントロールできると感じられている状態のことを指します。
ヒトの脳はそもそも楽観的?
先ほども言いましたが、これは仕事、プライベート、健康上の問題など様々なことをより良くすることに当てはまります。
たとえば震災や災害、戦争からの普及の場合。直後は到底立ち直れそうにないくらいの物質的、心的なダメージがあることは想像に難くありません。しかし、人類はこれまで、多くの災害や戦争を乗り越えてきました。
この豊かな国である日本も例外ではありません。記憶に新しい東日本大震災大震災、多くの犠牲者を出し焼け野原になった第二次世界大戦など、世界的に見ても甚大な被害受けました。それでもこの国の人々は立ち直り、より豊かな生活を実現してきました。どんなに悲惨な状況があってもより良い未来をイメージし、その未来に対して行動があったからこそ発展できたはずです。
このように歴史的に見ても、ヒトはそもそも楽観的に未来をイメージできるんです。科学もそれを証明しています。これがヒトの脳に備わっている創造力。そのイメージした未来に対して行動を起こすことで多くのことを成し遂げてきたということです。
あのエジソンも不屈の楽観主義者だった。
エジソンの楽観主義を指す逸話があります。かつてエジソンは所有していた工場を火災で失いました。その工場は1億2000万ドルを費やして建設したにも関わらず、火事が襲い、保険でも対応できほどの被害を出しました。しかし、その当時のエジソンは周囲の人たちの心配をよそに、驚くほど落ち着いていたと言います。なんとこの機を、もっと良い工場を再建するための好機と捉えていた。そしてそのわずか1年後、工場は再建し、利益を産むようになりました。この圧倒的なポジティブシンキングと行動力こそが、あの天才エジソンの数々の功績を産み出したのかも知れません。
とはいえ不安症です…
ここまで現実的楽観主義について解説してきましたが、とはいえ根っからの不安症の人であれば、楽観的に考えること自体、難しく感じると思います。
そんなあなたは過去に『「あなたの心配事の97%は無駄」という超ポジティブな話し。』という内容で、不安症な方に効くポジティブな内容を投稿してますので参考にしてみてください。同じ事象に対して、楽観的に捉えることが出来る人とついつい不安になってしまう人がいます。これは不安の感情をつかさどっている扁桃体という脳の部位が関係しています。脳科学では、神経回路のクセを修正していくことで、物事に対する考え方、捉え方を変えていけることが明らかになっています。今後、不安症対策についても詳しく説明する内容を投稿しますので、「不安に陥りがち」「ネガティブに考えてしまう」という方は今後の投稿も確認してみてください。
あなたの脳は可能性のかたまり。
本日は「”現実的”楽観主義であれ。」というお話しでした。脳は日々多くの影響を受け、イメージや固定観念を作り出します。
⑴あなたにとっての圧倒的に理想的なイメージを掲げる。
⑵そしてそれを強く感じられるものをたくさん見て、ふれて、感じることでより鮮明なイメージが脳の神経回路(記憶)に焼きつきます。
⑶その焼きついたイメージを実現するために、今何が足りないのか?何をすれば到達できるのか?そんなことを思考し、そして行動することで実現することができます。
脳は知れば知るほど可能性のかたまりです。脳科学、心理学などの研究者たちはそんな可能性を証明してくれています。
「あなたの脳を正しく使うも使わないもあなたしだい。」
あなた自身がご自身の可能性を信じることからすべては始まります。この記事が、あなたの最高の未来の実現に向けた、良いきっかけになることを願ってます。ではまた!
※このブログでは実生活に役立つ、脳科学、心理学に関する知識やテクニックを公開していきます。
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